更新日:2021年11月10日
自宅で仕事をする人が増えた今、たまには気分転換を…とホテルで仕事をする人が増えています。
しかし、宿泊だけでなく「仕事をすること」も目的のワーケーションでは、ホテルの環境設備に求められるものも変わってきます。
この記事では、ワーケーション利用のお客様に満足していただけるための必須環境設備をご紹介します。また多くのお客様にヒアリングをしてきた私たちだからこそわかる、お客様が「あったらいいな」と思う環境設備もご紹介します。
仕事環境が整ったホテルでワーケーションしたい方は、ぜひOtellの公式サイトを覗いてみてください!
ワーケーションに必要な環境・設備①:25-30Mbps以上のWi-Fi環境
ワーケーションは、ノートPCなどでオンラインで仕事をすることが一般的です。そのためWi-Fi環境は不可欠です。
特に、大半の人がZOOMなどのWeb会議システムを利用して仕事をするため、一定以上の安定した通信速度が重要です。複数人でビデオを使用するオンラインミーティングを快適に行うには、下り25-30Mbps以上の通信速度が必要です。
Wi-Fiの通信速度はわからない場合は、測定ツールで計測してみましょう。
ワーケーションを受け入れる部屋に移動し、こちらのリンクをクリックしてみてください。表示された数字が、その場所の通信速度です。
Wifiルーターが廊下にのみある場合は、ルーターの目の前にある客室であれば速度がでることがあります。まずはその客室でワーケーションプラン受入れを始める、という選択肢もあるでしょう。また、目の前ではない客室についても、「拡張器」を設置すると改善されることがあります。工事は不要で、1部屋単位で設置できます。
それでも通信速度が足りない場合は、設定を見直す、Wi-Fiルーターの位置を変える、プロバイダを見直すなどの対処をしましょう。もし、この点についてお困りでしたら、Otellにお気軽にご相談ください。
WPA2 (Wi-Fi Protected Access2) 方式で暗号化されたWi-Fi環境
通信が暗号化されていないフリーWifiよりもWPA2以上のセキュリティ方式で暗号化されたWifiが望ましいです。
施設のWifiセキュリティレベルがわからない場合は、以下の方法で調査してみましょう。
<macOS の場合の調べ方>対象のWifiに接続し、メニューバーの扇形の無線LANアイコンを Option キーを押しながらクリックすると詳細がわかります。
<Windowsの場合の調べ方>(Windows10の場合)「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Windows システムツール」→「コントロールパネル」→「ネットワークの状態とタスクの表示」→「アダプター設定の変更」→「Wi-Fi」をダブルクリック→「Wi-Fiの状態」が表示されます。「ワイヤレスのプロパティ」ボタンをクリック→「セキュリティ」タブをクリックすると、「セキュリティの種類」から確認ができます。詳細は、以下のページをご参照ください。
(参考)富士通Q&A – 無線LANで接続しているプロファイルのSSIDやセキュリティの種類などを確認する方法を教えてください。 – FMVサポート
また、Wi-Fiルーターに同時に無線接続している端末同士のアクセスを禁止する機能である「プライバシーセパレーター」も、個人情報を扱う業務をする人には必須です。ワーケーション利用を促していくのであれば、導入を検討しましょう。
ワーケーションに必要な環境・設備②:電源タップ
ノートPCやタブレットを利用するために、Wi-Fiと同じくらい電源は重要です。
「コンセントからデスクが遠くて届かない」「コンセントの数が足りない」といった問題が起きないよう、最低2口のコンセントがデスクの近くにある環境を整えましょう。USBポート付き電源タップを用意すれば、スマホなどのUSB機器も同時に充電できて便利です。
ワーケーションに必要な環境・設備③:ディスプレイ
ノートPCにディスプレイを接続して作業スペースを拡大することで、仕事の効率は格段にアップします。最近のオフィスではディスプレイを2枚使用するデュアルディスプレイが多くなっています。また自宅でも2画面での作業環境を整える方は増えており、エンジニアやデザイナーに限らず、多くの職種の方が利用しています。しかしディスプレイは大きいものが多いため、いくらワーケーションとは言ってもホテルに持ち込むことは難しいです。
ディスプレイを用意することで、ワーケーションのお客様の気持ちをしっかり理解している宿泊施設であるというイメージアップにもつながります。1台1万円前後で購入することが可能です。有料での貸出しという選択肢もあるでしょう。
ワーケーションに必要な環境・設備④:デスク・チェア
毎日長時間使うデスクやチェアの良し悪しは、仕事の効率に直結します。この機会に見直しましょう。
おすすめのチェアは通気性の良いメッシュ素材で、背もたれがついているものです。昇降ができると、多くのお客様の体にあった高さに調節できるためおすすめです。腰の負担を軽減するランバーサポートがあると、よりお客様の満足度が向上します。
デスクは広さが大切です。ノートPCにディスプレイを接続したり、マウスを操作したり、資料を広げたりと、机の上はものが多くなりがちだからです。奥行きは50cm以上、横幅は80cm以上、高さは70sm以上あることが望ましいです。
また、通常プランとワーケーションプランで、頻繁に備品の出し入れが発生する場合は、折り畳み式の机を用意すると運用がしやすいでしょう。
ホテルのデスクが化粧台の場合、大きな鏡がついているホテルも多いかと思います。仕事をする中で、自分の姿が鏡に写っていると気になるという方が多くいらっしゃいます。布用のテープと布で鏡を隠すことができるようにしましょう。
お部屋が和室の場合でも、しっかりと高さのある机をご用意することをおすすめします。畳には跡がついてしまう可能性がありますので、窓際などできる限り畳ではない箇所への設置をおすすめいたします。
さらに、他のホテルと差別化をするなら昇降式デスクがおすすめです。立ったり座ったりリフレッシュになり仕事の効率が上がるため、喜ばれることまちがいなしです。
なお、こちら2点についてはOtellからの貸し出しもございますので、いつでもご相談ください。
ワーケーションに必要な環境・設備⑤:デスクライト
手元を照らしてくれるデスクライトがあると、作業効率がアップし、目が疲れにくくなります。
厚生労働省のパソコン作業で目の疲れを軽減するための指標「新VDT作業ガイドライン」によると、「ディスプレイ画面の明るさ、書類及びキーボード面における明るさと周辺の明るさの差は なるべく小さくすること」と書かれています。元々明るいディスプレイに合わせて、周辺も明るくできるようにしましょう。
さらに、明るさや色味が調整できるデスクライトならなお良いです。夜は部屋全体が暗くなる客室も多いかと思いますが、その際に作業スペースのみが昼白色で最大限の明るさになっていると、疲れてしまいます。夜は暗めに調整できるライトが望ましいです。
お客様ヒアリングから見えた「あったらいいな」
私たちはワーケーションでの宿泊利用を希望されるお客様に日々ヒアリングをしています。ヒアリングでわかってきたお客様が求める設備・環境をご紹介します。
- コーヒー、ケトルなどの飲み物
- 温泉やサウナでリフレッシュしたい
- 眺望の良い部屋でたまに目を休めたい
- フィットネスルーム・ジムで仕事の間に体を動かしたい
- 仕事中に、清掃なので部屋を出てくださいと言われても困ってしまうので、あらかじめ清掃の必要性や時間は確認しておきましょう
コーヒーを置くなどすぐに導入できるものもあります。すでに温泉やジムなどの設備がある宿泊施設は、その点がワーケーションにおいてアピールできるポイントになりそうです。
ワーケーション向けの設備環境を整えて、新たな層へアプローチしましょう!
ワーケーション利用のお客様に満足していただくには、お部屋で仕事をするときにいかに快適に過ごしていただくか大切です。4泊という通常より長い期間宿泊していただくからこそ、集中できる、体に優しい作業環境が求められます。
Otell(オーテル)は、「ただ宿泊するだけでなく集中と休息を求めたホテル探し」をご提供する、ワーケーションに特化した宿泊施設予約サイトです。この記事でご紹介したような、ワーケーションに必要な設備・環境が揃っている宿泊施設だけを厳選して掲載しています。
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