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コロナ禍の影響もあり、ここ数年、テレワークやワーケーションなど新しいスタイルの働き方がどんどん広まってきています。

そんな中、新たに再開するGoToトラベルキャンペーンでは、休日よりも平日利用の方がお得になったり、割引率が変わったりなど、前回よりも平日の旅行やワーケーションが楽しみやすくなる予定です。

平日連泊予約に特化したホテル検索サイトを運営するOtellでは、5/31にオンラインイベント「新GoToトラベルキャンペーン お得に使う方法教えます!」を開催しました。新GoToが再開される前に押さえておくべきポイントの紹介や、前回のキャンペーンとの違いなどを解説、日本ワーケーション協会理事の方をゲストにお招きしたクロストークなど、イベントの様子をご紹介します!

ファシリテーター:Gaiax コミュニケーター 喜屋武 悠生
沖縄県の石垣島で生まれ育ち、19歳のときに上京。求人広告の営業などを経て、2018年6月にソーシャルバーPORTO(ポルト)をオープン。現在、40人近い店長が日替わりでカウンターに立っている。2020年2月からコミュニケーターとしてガイアックスにジョイン。シェアハウス歴10年以上。特技は三線。趣味はマンガと、レトロな喫茶店&大衆酒場めぐり。
登壇者:Otell事業部 千葉 憲子
ITシステムの営業と営業企画を経て、2018年 よりガイアックスに転職。社長室、社内外が交わる仕組みづくりなどの仕事を行う。また新規事業部でワーケーション関連の事業「Otell」を立ち上げ中。2021年7月より日本ワーケーション協会公認 ワーケーションコンシェルジュを務める。My purpose は「人と人を繋ぎ、新しい価値を生む触媒になる」。
登壇者:日本ワーケーション協会理事 仲野 司
北海道遠軽町生まれ、名寄市、江別市育ち。札幌市在住。札幌学院在学中にYOSAKOIソーランの学生チームを運営。また、テレビ局などのイベント制作業務に携わり、プロモーションの面白さを知る。卒業後、イベント制作会社、IT企業立ち上げに参加などを経て、自身の法人設立。広告全般のプランニングやプロモーション、地域活性化の取り組みを行っている。

 

新GoToキャンペーンの概要

新GoToキャンペーンは平日がお得?「県民割」「ブロック割」との違いは?

千葉 Otellでは、ワーケーションに関するカオスマップを作成して多くの雑誌に取り上げていただいたり、2022年の日経業界地図のワーケーション部門にも掲載されたりと、ワーケーションに関してかなりデータを集めていたり、ワーケーションを広める活動をさせていただいています。それをきっかけに、GoToや他の施策についても、詳しくなってきました。今回はそれをみなさんに共有できたらと思い、イベントを開催しました。

 

みなさんご存知の通りGo To トラベル事業は、感染拡大により失われた観光客の流れを地域に取り戻し、観光地全体の消費を促すことで地域における経済の好循環を創出しようと、観光庁が主導している事業です。



 

政府は「県民割」「ブロック割」を6月末まで延長を発表し、また2022年7月から対象とする旅行先を近隣県から全国に広げる方向で調に入っているのことです。状況はまだまだ読めませんが、気長に待ちましょう。
簡単に、「県民割」「ブロック割」との違いをご紹介します。

 

 

では、内容が前回よりもバージョンアップしたとのことで、GoTo2.0と称される新たなGoToトラベル。一体どの点が前回と違うのか?現時点で決定している変更点をまとめてみました。

 

詳細については、ブログ「【ついに再開?】新GoToトラベルは「平日利用」が超お得!平日の定義も紹介」でも書いていますので、チェックしてみてください!

前回は割引上限が高かったために、高級宿に予約が集中したり、平日・休日の割引の差がないことで休日に旅行者が溢れてしまうなど反省点がいくつかありました。今回の新たなGoToトラベルキャンペーンでは、前回の反省点を含め、今回は割引上限や地域共通クーポンの制度見直しなどを行ったようです。

 

平日利用で1泊3,000円分の地域共通クーポンがもらえる!連泊するほどお得に

前回のGoToトラベルでは、旅行代金の15%分が飲食やお土産で使える地域共通クーポンとして配られましたが、新たなGoToトラベルでは、休日と平日の利用でもらえる額が変わります。一泊あたり休日が1,000円、平日が3,000円付与され、連泊すればさらに泊数分もらえるというお得尽くし。

 

 

まだ観光庁サイトでの正式公開はされていないようですが、Go To トラベル事務局がGo To トラベル参画事業者・宿泊施設へ公開している情報によると、平日の定義は日曜日〜金曜日が対象になり、火曜〜木曜の間にある祝日も平日と捉えようです。

最近は、コロナ禍でリモートワークが普及して家にいなくても仕事ができる人も増えてきました。そんな方は平日にGoToトラベルを利用してワーケーションを楽しむのもいいでしょう。せっかくのキャンペーンなので、よりお得に使いましょう。

 

【クロストーク】新GoToキャンペーンで始めるワーケーション

ここからは日本ワーケーション協会理事 仲野司さんを交えてのクロストーク。仲野さんの考えるワーケーションの定義や、ワーケーションの魅力、GoTo利用のメリットなどについても伺いました。

 

仲野 一般社団法人日本ワーケーション協会理事の仲野です。われわれ一般社団法人日本ワーケーション協会は、ワーケーションという生き方、働き方、暮らし方が日本の各地で浸透していくように活動しています。
私自身は、北海道札幌を拠点に広告業を行ってまして、もともとワーケーションという働きからをしていたのがきっかけで、代表理事とともに社団法人を立ち上げた流れになります。私は北海道で、喜屋武さんは沖縄ですので、北と南から今日はお届けできればと思います(笑)よろしくお願いします。

 

ワーケーションの定義

喜屋武 最近ワーケーションという言葉が広まってきていると思うんですが、仲野さんはワーケーションというものをどう定義したり、捉えていらっしゃるんでしょうか?

仲野 ワーケーションという言葉が世の中に出て少し時間が経ちましたが、つまるところ「ワーケーションは非日常の場所で仕事を行うこと」と捉えています。ワークとバケーションの造語なので、たとえば半々とかだったり、「バケーションの場所でも働くの?」というイメージを持たれる方もいると思うんですが、非日常の場所、バケーションの場所を活用して仕事を行うことによって、さまざまなメリットを得られる、という認識でわれわれの方では捉えております。

千葉 たしかに、どちらかというと、リゾート地で海辺でパソコンを開いてます、みたいな絵の方が先行して、「こんなんできないだろう…」と思う方多いかもしれないですけど、そんなことないというか、それだけじゃないですよね(笑)

仲野 そうですね(笑)先行イメージとして、世の中に出ちゃったんですけど、実際にはワーケーションだったり、カフェやコワーキングできちんと仕事をした上で、その後バケーションやアクティビティを楽しむという流れですね。

 

ワーケーションを推進している理由。どういう効果、メリットがあるの?

喜屋武 仲野さんや日本ワーケーション協会の方たちは、どういった経緯や流れでワーケーションを推進されているんでしょうか?

仲野 はい、今役員が4名でワーケーション協会をやってまして、あとワーケーション文脈の有識者の方々に特別顧問や顧問で名前を連ねてもらっていただいて活動しているんですけど、そもそもスタートした4名とも、自身で会社をやっていたり、フリーランスで活動していたので、もともとワーケーションのような自由度の高い生き方、働き方をしていたんですよね。自分たちが、そういう生活をしていて、有益だなと思ってやっているので、これがもっと働き方の多様性の一つとして日本でも浸透していったらいいよね、という流れで社団法人を立ち上げた形です。

喜屋武 ワーケーションをみなさんが実際に経験されていくい中で、こういう働き方が、仕事をしていく上でのパフォーマンスやモチベーションにプラスになると思われて、団体を立ち上げ、発信をされているということなんですね。

仲野 そうです、そうです。おっしゃっていただいた通り、きっと世の中のみなさん的には、「ワーケーションってほんとに効果があるの?」「どういうメリットがあるの?」と言った感じで、明確なデータも出ていないので、わかりにくいとは思うんですけど、実際にやっていたわれわれとしては、普段と違う場所で仕事することによって、新たな発想が出てきたり、ほどよい強制力というか、この後アクティビティをするために、きちんと業務を効率よく終わらせよう、とかいろんなメリットを感じて実施しています

千葉 私たちも日本ワーケーション協会に入って活動していく中で、Otellのお客様って実は40〜50代の方で会社員の方がすごく多くて。仕事に行くのも、8割以上仕事をそのまま持っていくような、かなりワーク中心のワーケーションをされる方が多いんですけど、さっきあったように、かなりバケーションに寄るけど、発想するような仕事を2割やる、みたいな方もいて、ほんとにワーケーションって幅が広いですよね。

仲野 そうですね、各々のやり方があって、ワークにほぼ振り切る人もいれば、メールチェックだけして、バケーションの方もいたりして、やり方はさまざまかなと思っています。

喜屋武 メリハリがつけられるのはいいですよね。今ってリモートワークや在宅で仕事される方も多くて、仕事のメリハリや、気分のオンオフがつけづらそうだなと。僕自身、結構だらだら仕事しちゃったりすることもあるんですけど、この間沖縄に帰ってみて、やっぱり環境が変わると気分も変わりますし、「じゃあ今日は何時まで仕事して、その後は海に行こう」「自然の中でのんびりしよう」みたいなのがあると、仕事のパフォーマンスやモチベーションへの影響大きいなと、実際に体験してみて感じました。

 

新GoToキャンペーンを使ってワーケーションをすることのメリットは?

喜屋武 この後、GoToが新しくなる中で、ワーケーションとの相性もすごくいいのかなと思ってるんですが、GoToを使ってワーケーションをすることのメリットについて、仲野さんはどう考えられているでしょうか?

仲野 まず、すみません、僕も新しいGoToの内容をあまり把握してなかったので、千葉さんの説明を聞いて、「あ、なるほど」と理解しているところでした(笑)使いやすいですよね。平日の定義も説明いただいて、今回のGoToは平日ワーケーションと相性がすごくよくて。そもそもこれまでワーケーションされてた方たちにとっては、今まで行ってないところへ行ったり、逆に遠いところばかり行ってたけど県内でやってみたりなど、選択肢が増えるので、うまく使っていただきたいなと。
ワーケーションをまだされていない、興味はあるけど、自分の会社ではまだ整備されていない方にとっては、先ほどの平日の定義に応じて、少ない有給を取得するなどでうまく活用できる気がするので、やってみるきっかけになるのかなと。あと、ワーケーションどれぐらい効果があるか、されていない方はわからない中で、費用を全部自己負担でやってみようとはなかなか踏み出せないと思うので、うまくGoToのサポートを使ってやってみてもらえるといいのかなと思いました。

千葉 Otellのお客様でも、ほとんど都心部から3時間以内をご利用の方が多くて。また、面白い傾向もあって、都心にお住まいのファーストユーザーさんって実は都内や神奈川のホテルを使われるんですよ。一週間とか利用している中で、万が一会社に呼び出されても行ける距離で始めたりするんですけど、「意外といけた!」となって。二回目は千葉、長野とかちょっとずつ離れていくような傾向があります。仲野さんがおっしゃるように、ワーケーションってやってみないと良いも悪いもわからなくて、「まず試しにやってみる」という意味で今回いいチャンスかなと思っています。

 

近場からやってみるマイクロワーケーション

仲野 ファーストユーザーのみなさんのお話がありましたけど、僕も一緒でいわゆるワーケーションのスタートとかって、札幌市内にオフィスがあってそこで働いているんですけど、企画とかに詰まったときに隣町ぐらいの温泉に宿泊に行って、そこでワークしてみるとか、イベントの制作もしているので、音響とかいろいろな機材を買うんですね。それをオフィスから持ち出して、ホテルみたいなところでチェック作業してみるとか。まず近場から始めてみてもらうのっていい気がしてます。バケーションっていう言葉がついちゃってるので、大それた印象を受けるかもしれないですけど、近場でマインドチェンジするだけでも全然ワーケーションだと思うので、ぜひやってみていただきたいですね。

千葉 まさにそのあたりもユーザーさんと重なるなと思います。意外と「温泉あればいいです」とか、多いんですよね(笑)他のサイト見てもたくさんあり過ぎて、どこがいいかわからないし、WiFiがあって、仕事もできるところを探そうと思うとかなりめんどくさい。「なのでOtellで探してみました」ってお客さんは結構多くて。人間、意外とリラックスというところに、自然と温泉があれば、それで十分バケーションになるんだなっていうのは思いますね。

喜屋武 ワーケーションっていうと沖縄や北海道みたいに大それたものの感じがしますが、「近場からやってみたらいい」ってという二人が沖縄と北海道ってのが面白いですねw

仲野 ワーケーションという言葉が大それたもの、という捉え方が世の中に浸透している感があるんですが、パナソニックさんが「マイクロワーケーション」という言葉を生み出されたんですね。まず近場からやってみるワーケーションとして出てきた言葉で、すごくいい言葉だなあと思って紹介してみました。

千葉 旅行は大型、団体、ツアーのものから、これからは個人や家族、仲いい友人たちと今までとそういう意味でもマイクロな旅になっていっても良いと思います!これを機にチャレンジしてみてもらえるとうれしいですね。

 

 

ワーケーションと一口に言っても、人それぞれのスタイルや楽しみ方があることを感じられるイベントでした。新しく始まるGoToや、Otellを活用して、みなさんもぜひご自身に合った形でワーケーションをお楽しみください!

※アーカイブ動画はこちらからご視聴いただけます

 

コロナ禍の影響もあり、ここ数年、テレワークやワーケーションなど新しいスタイルの働き方がどんどん広まってきています。

そんな中、新たに再開するGoToトラベルキャンペーンでは、休日よりも平日利用の方がお得になったり、割引率が変わったりなど、前回よりも平日の旅行やワーケーションが楽しみやすくなる予定です。

平日連泊予約に特化したホテル検索サイトを運営するOtellでは、5/31にオンラインイベント「新GoToトラベルキャンペーン お得に使う方法教えます!」を開催しました。新GoToが再開される前に押さえておくべきポイントの紹介や、前回のキャンペーンとの違いなどを解説、日本ワーケーション協会理事の方をゲストにお招きしたクロストークなど、イベントの様子をご紹介します!

ファシリテーター:Gaiax コミュニケーター 喜屋武 悠生
沖縄県の石垣島で生まれ育ち、19歳のときに上京。求人広告の営業などを経て、2018年6月にソーシャルバーPORTO(ポルト)をオープン。現在、40人近い店長が日替わりでカウンターに立っている。2020年2月からコミュニケーターとしてガイアックスにジョイン。シェアハウス歴10年以上。特技は三線。趣味はマンガと、レトロな喫茶店&大衆酒場めぐり。
登壇者:Otell事業部 千葉 憲子
ITシステムの営業と営業企画を経て、2018年 よりガイアックスに転職。社長室、社内外が交わる仕組みづくりなどの仕事を行う。また新規事業部でワーケーション関連の事業「Otell」を立ち上げ中。2021年7月より日本ワーケーション協会公認 ワーケーションコンシェルジュを務める。My purpose は「人と人を繋ぎ、新しい価値を生む触媒になる」。
登壇者:日本ワーケーション協会理事 仲野 司
北海道遠軽町生まれ、名寄市、江別市育ち。札幌市在住。札幌学院在学中にYOSAKOIソーランの学生チームを運営。また、テレビ局などのイベント制作業務に携わり、プロモーションの面白さを知る。卒業後、イベント制作会社、IT企業立ち上げに参加などを経て、自身の法人設立。広告全般のプランニングやプロモーション、地域活性化の取り組みを行っている。

 

新GoToキャンペーンの概要

新GoToキャンペーンは平日がお得?「県民割」「ブロック割」との違いは?

千葉 Otellでは、ワーケーションに関するカオスマップを作成して多くの雑誌に取り上げていただいたり、2022年の日経業界地図のワーケーション部門にも掲載されたりと、ワーケーションに関してかなりデータを集めていたり、ワーケーションを広める活動をさせていただいています。それをきっかけに、GoToや他の施策についても、詳しくなってきました。今回はそれをみなさんに共有できたらと思い、イベントを開催しました。

 

みなさんご存知の通りGo To トラベル事業は、感染拡大により失われた観光客の流れを地域に取り戻し、観光地全体の消費を促すことで地域における経済の好循環を創出しようと、観光庁が主導している事業です。



 

政府は「県民割」「ブロック割」を6月末まで延長を発表し、また2022年7月から対象とする旅行先を近隣県から全国に広げる方向で調に入っているのことです。状況はまだまだ読めませんが、気長に待ちましょう。
簡単に、「県民割」「ブロック割」との違いをご紹介します。

 

 

では、内容が前回よりもバージョンアップしたとのことで、GoTo2.0と称される新たなGoToトラベル。一体どの点が前回と違うのか?現時点で決定している変更点をまとめてみました。

 

詳細については、ブログ「【ついに再開?】新GoToトラベルは「平日利用」が超お得!平日の定義も紹介」でも書いていますので、チェックしてみてください!

前回は割引上限が高かったために、高級宿に予約が集中したり、平日・休日の割引の差がないことで休日に旅行者が溢れてしまうなど反省点がいくつかありました。今回の新たなGoToトラベルキャンペーンでは、前回の反省点を含め、今回は割引上限や地域共通クーポンの制度見直しなどを行ったようです。

 

平日利用で1泊3,000円分の地域共通クーポンがもらえる!連泊するほどお得に

前回のGoToトラベルでは、旅行代金の15%分が飲食やお土産で使える地域共通クーポンとして配られましたが、新たなGoToトラベルでは、休日と平日の利用でもらえる額が変わります。一泊あたり休日が1,000円、平日が3,000円付与され、連泊すればさらに泊数分もらえるというお得尽くし。

 

 

まだ観光庁サイトでの正式公開はされていないようですが、Go To トラベル事務局がGo To トラベル参画事業者・宿泊施設へ公開している情報によると、平日の定義は日曜日〜金曜日が対象になり、火曜〜木曜の間にある祝日も平日と捉えようです。

最近は、コロナ禍でリモートワークが普及して家にいなくても仕事ができる人も増えてきました。そんな方は平日にGoToトラベルを利用してワーケーションを楽しむのもいいでしょう。せっかくのキャンペーンなので、よりお得に使いましょう。

 

【クロストーク】新GoToキャンペーンで始めるワーケーション

ここからは日本ワーケーション協会理事 仲野司さんを交えてのクロストーク。仲野さんの考えるワーケーションの定義や、ワーケーションの魅力、GoTo利用のメリットなどについても伺いました。

 

仲野 一般社団法人日本ワーケーション協会理事の仲野です。われわれ一般社団法人日本ワーケーション協会は、ワーケーションという生き方、働き方、暮らし方が日本の各地で浸透していくように活動しています。
私自身は、北海道札幌を拠点に広告業を行ってまして、もともとワーケーションという働きからをしていたのがきっかけで、代表理事とともに社団法人を立ち上げた流れになります。私は北海道で、喜屋武さんは沖縄ですので、北と南から今日はお届けできればと思います(笑)よろしくお願いします。

 

ワーケーションの定義

喜屋武 最近ワーケーションという言葉が広まってきていると思うんですが、仲野さんはワーケーションというものをどう定義したり、捉えていらっしゃるんでしょうか?

仲野 ワーケーションという言葉が世の中に出て少し時間が経ちましたが、つまるところ「ワーケーションは非日常の場所で仕事を行うこと」と捉えています。ワークとバケーションの造語なので、たとえば半々とかだったり、「バケーションの場所でも働くの?」というイメージを持たれる方もいると思うんですが、非日常の場所、バケーションの場所を活用して仕事を行うことによって、さまざまなメリットを得られる、という認識でわれわれの方では捉えております。

千葉 たしかに、どちらかというと、リゾート地で海辺でパソコンを開いてます、みたいな絵の方が先行して、「こんなんできないだろう…」と思う方多いかもしれないですけど、そんなことないというか、それだけじゃないですよね(笑)

仲野 そうですね(笑)先行イメージとして、世の中に出ちゃったんですけど、実際にはワーケーションだったり、カフェやコワーキングできちんと仕事をした上で、その後バケーションやアクティビティを楽しむという流れですね。

 

ワーケーションを推進している理由。どういう効果、メリットがあるの?

喜屋武 仲野さんや日本ワーケーション協会の方たちは、どういった経緯や流れでワーケーションを推進されているんでしょうか?

仲野 はい、今役員が4名でワーケーション協会をやってまして、あとワーケーション文脈の有識者の方々に特別顧問や顧問で名前を連ねてもらっていただいて活動しているんですけど、そもそもスタートした4名とも、自身で会社をやっていたり、フリーランスで活動していたので、もともとワーケーションのような自由度の高い生き方、働き方をしていたんですよね。自分たちが、そういう生活をしていて、有益だなと思ってやっているので、これがもっと働き方の多様性の一つとして日本でも浸透していったらいいよね、という流れで社団法人を立ち上げた形です。

喜屋武 ワーケーションをみなさんが実際に経験されていくい中で、こういう働き方が、仕事をしていく上でのパフォーマンスやモチベーションにプラスになると思われて、団体を立ち上げ、発信をされているということなんですね。

仲野 そうです、そうです。おっしゃっていただいた通り、きっと世の中のみなさん的には、「ワーケーションってほんとに効果があるの?」「どういうメリットがあるの?」と言った感じで、明確なデータも出ていないので、わかりにくいとは思うんですけど、実際にやっていたわれわれとしては、普段と違う場所で仕事することによって、新たな発想が出てきたり、ほどよい強制力というか、この後アクティビティをするために、きちんと業務を効率よく終わらせよう、とかいろんなメリットを感じて実施しています

千葉 私たちも日本ワーケーション協会に入って活動していく中で、Otellのお客様って実は40〜50代の方で会社員の方がすごく多くて。仕事に行くのも、8割以上仕事をそのまま持っていくような、かなりワーク中心のワーケーションをされる方が多いんですけど、さっきあったように、かなりバケーションに寄るけど、発想するような仕事を2割やる、みたいな方もいて、ほんとにワーケーションって幅が広いですよね。

仲野 そうですね、各々のやり方があって、ワークにほぼ振り切る人もいれば、メールチェックだけして、バケーションの方もいたりして、やり方はさまざまかなと思っています。

喜屋武 メリハリがつけられるのはいいですよね。今ってリモートワークや在宅で仕事される方も多くて、仕事のメリハリや、気分のオンオフがつけづらそうだなと。僕自身、結構だらだら仕事しちゃったりすることもあるんですけど、この間沖縄に帰ってみて、やっぱり環境が変わると気分も変わりますし、「じゃあ今日は何時まで仕事して、その後は海に行こう」「自然の中でのんびりしよう」みたいなのがあると、仕事のパフォーマンスやモチベーションへの影響大きいなと、実際に体験してみて感じました。

 

新GoToキャンペーンを使ってワーケーションをすることのメリットは?

喜屋武 この後、GoToが新しくなる中で、ワーケーションとの相性もすごくいいのかなと思ってるんですが、GoToを使ってワーケーションをすることのメリットについて、仲野さんはどう考えられているでしょうか?

仲野 まず、すみません、僕も新しいGoToの内容をあまり把握してなかったので、千葉さんの説明を聞いて、「あ、なるほど」と理解しているところでした(笑)使いやすいですよね。平日の定義も説明いただいて、今回のGoToは平日ワーケーションと相性がすごくよくて。そもそもこれまでワーケーションされてた方たちにとっては、今まで行ってないところへ行ったり、逆に遠いところばかり行ってたけど県内でやってみたりなど、選択肢が増えるので、うまく使っていただきたいなと。
ワーケーションをまだされていない、興味はあるけど、自分の会社ではまだ整備されていない方にとっては、先ほどの平日の定義に応じて、少ない有給を取得するなどでうまく活用できる気がするので、やってみるきっかけになるのかなと。あと、ワーケーションどれぐらい効果があるか、されていない方はわからない中で、費用を全部自己負担でやってみようとはなかなか踏み出せないと思うので、うまくGoToのサポートを使ってやってみてもらえるといいのかなと思いました。

千葉 Otellのお客様でも、ほとんど都心部から3時間以内をご利用の方が多くて。また、面白い傾向もあって、都心にお住まいのファーストユーザーさんって実は都内や神奈川のホテルを使われるんですよ。一週間とか利用している中で、万が一会社に呼び出されても行ける距離で始めたりするんですけど、「意外といけた!」となって。二回目は千葉、長野とかちょっとずつ離れていくような傾向があります。仲野さんがおっしゃるように、ワーケーションってやってみないと良いも悪いもわからなくて、「まず試しにやってみる」という意味で今回いいチャンスかなと思っています。

 

近場からやってみるマイクロワーケーション

仲野 ファーストユーザーのみなさんのお話がありましたけど、僕も一緒でいわゆるワーケーションのスタートとかって、札幌市内にオフィスがあってそこで働いているんですけど、企画とかに詰まったときに隣町ぐらいの温泉に宿泊に行って、そこでワークしてみるとか、イベントの制作もしているので、音響とかいろいろな機材を買うんですね。それをオフィスから持ち出して、ホテルみたいなところでチェック作業してみるとか。まず近場から始めてみてもらうのっていい気がしてます。バケーションっていう言葉がついちゃってるので、大それた印象を受けるかもしれないですけど、近場でマインドチェンジするだけでも全然ワーケーションだと思うので、ぜひやってみていただきたいですね。

千葉 まさにそのあたりもユーザーさんと重なるなと思います。意外と「温泉あればいいです」とか、多いんですよね(笑)他のサイト見てもたくさんあり過ぎて、どこがいいかわからないし、WiFiがあって、仕事もできるところを探そうと思うとかなりめんどくさい。「なのでOtellで探してみました」ってお客さんは結構多くて。人間、意外とリラックスというところに、自然と温泉があれば、それで十分バケーションになるんだなっていうのは思いますね。

喜屋武 ワーケーションっていうと沖縄や北海道みたいに大それたものの感じがしますが、「近場からやってみたらいい」ってという二人が沖縄と北海道ってのが面白いですねw

仲野 ワーケーションという言葉が大それたもの、という捉え方が世の中に浸透している感があるんですが、パナソニックさんが「マイクロワーケーション」という言葉を生み出されたんですね。まず近場からやってみるワーケーションとして出てきた言葉で、すごくいい言葉だなあと思って紹介してみました。

千葉 旅行は大型、団体、ツアーのものから、これからは個人や家族、仲いい友人たちと今までとそういう意味でもマイクロな旅になっていっても良いと思います!これを機にチャレンジしてみてもらえるとうれしいですね。

 

 

ワーケーションと一口に言っても、人それぞれのスタイルや楽しみ方があることを感じられるイベントでした。新しく始まるGoToや、Otellを活用して、みなさんもぜひご自身に合った形でワーケーションをお楽しみください!

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