神奈川県横浜市にて編集・ライティング業を営んでいる小関です。
以前、「Otell_サンシャイン鬼怒川」の体験記を執筆させていただきました。
今回は、2023年3月より、新たにOtellで利用可能となった「エンゼルグランディア越後中里」のワーケーション体験について執筆します。
非常に魅力的な体験ができたのと同時に、その魅力を体験するには注意すべきポイントがあるので、今後「エンゼルグランディア越後中里」でのワーケーションを申し込んだ方が、より楽しめるための情報について紹介します。
露天風呂の写真に一目惚れ。全国旅行支援の開始にあわせて即申し込み!
3月の初旬、Otellさんからのメルマガで、新たに「エンゼルグランディア越後中里」のプランが追加されたことを知りました。そこに掲載されていた、雪山を眺める露天風呂の写真にグッときたんですね。4月に入れば、仕事も比較的余裕が出てくる状況だったので早速申し込もうと思ったんですが、よくよくチェックしてみると「3月27日以降の申し込みなら全国旅行支援が適用」となってたんで、そこまで待ってから申し込むことにしました。
今回申し込んだのは、4月9日〜4月14日の5泊6日。結果的に、これが大正解でした。
Otellの「エンゼルグランディア越後中里」ページに掲載された大浴場の写真はこちら。
4/8(土)をもって、エンゼルグランディア越後中里のある新潟県の全国旅行割は終了しております。
>>詳しくはこちらの特設ページへ
スキーシーズン終了直後の越後湯沢は閑散として人影もなし
「エンゼルグランディア越後中里」へは越後湯沢駅から1時間おきに出発する無料シャトルバスで向かいます。なので、新幹線で越後湯沢駅に向かうのが一般的なルートです。
ただ私の場合、行きに関しては普通列車で越後中里まで行って、そこから歩いて「エンゼルグランディア越後中里」に向かうことにしました。特に深い理由はないのですが、なんとなくのんびり行きたかったんですね。あと、私は横浜在住なので、東海道本線直通で高崎まで一本で行けるうえ、出発日の4月9日は日曜日なのでグリーン車にホリデー割引が使えるということで、そのような選択をしました。
経路としては、高崎で乗り換えて水上へ、そして水上から長岡行きに乗って越後中里へ、となります。なお水上より先の駅はSuicaが使えず、支払いも現金のみとなるので注意が必要です。
ちなみに、水上から越後中里までの途中駅はトンネル内にホームがある珍しい駅のようで、カメラを持った多くの鉄道ファンが訪れていました。
越後中里駅は無人駅です
一見、廃墟のような駅舎。ちなみに駅裏にはゴルフ練習場があります。
駅から2〜3分ほど歩くと左手奥にホテルが見えます。
シーズンオフの駐車場はガラガラ。
ホテルの外観。リゾートマンションとして分譲されている部屋もあるそうです。
ホテルのフロント。スキーシーズンになると右側の臨時フロントにも行列ができるそうです。
1Fにはお土産屋兼ファミリーマートがあります。地域クーポンも使えますが、この店舗に関してはシステムの都合上500円単位での使用になります。
2Fにはスポーツジムとプールがあります。Otell利用者は半額(600円)で利用可とのことです。
今回はスタッフの方の間違いでプール・スポーツジム無料部分にスタンプが押してあって無料で使えたのですが、本来はOtell利用者は半額(600円)で利用可です。ちなみに、卓球・テニス・レンタルサイクルはGW頃から利用できるそうです。
長期滞在者にはありがたいコインランドリー。
2Fの本館大浴場入り口。右手は、新しい大浴場とバイキング会場があるアネックス館となります。
ホテルの目の前がスキー場です。前の週にクローズしたそうですが、雪はほとんど残っていません。なお、ホテル入り口の目前にレンタルスキー店もあるので、シーズンであれば手ぶらでスキーを楽しめそうです。
このほかにも、マッサージ室、休憩所、キッズルームなど、さまざまな施設がありました。ちなみに、各部屋だけでなくロビーや各施設でもWi-Fiが利用できます。ただし、回線名とパスワードは部屋とは異なります。一応、エレベーター内に記載があったのですが、通常は部屋に行くまでは気が付かないと思うので、もしチェックイン前にWi-Fiを使いたいのなら、フロントに尋ねてみてください。なお、ロビーの回線速度は350Mbpsありました。
ホテルの部屋はリゾートマンション風
15時になって鍵を受け取り部屋へ向かいます。事前の情報だとスキーシーズンは人が多くてチェックインに数十分かかると聞いていたのですが、シーズンオフに入ったためか、ロビーで待っていた宿泊客も数人程度で、仮チェックインの時間を含めてもかかった時間は数分程度でした。
ホテルの廊下や部屋の作りは完全にマンションです。部屋に入ってみると、その間取りも2Kのマンションという感じです。
各階の廊下。所々に分譲の住人の方や会社の表札が掲示されています。
ホテルの部屋として提供している場合、表札にステッカーが貼られています。
玄関からの室内。
嬉しいことに各部屋に電子レンジがあります。
部屋のお風呂。当然ながら温泉に行ったので一度も使いませんでした。
温水洗浄機つきのトイレ。
玄関側の部屋にある子供用の2段ベット。
デフォルト位置のワーク用デスク。
回線速度は良好!日差しも良好……いや良好すぎ!!
まずはネットに接続して部屋の回線速度を計測。だいたい平均して100Mbpsは出ていました。椅子やデスクについても、まったく問題なし。窓からは雪山と満開の桜が見えて、実にいい景色です。室内は西陽で照らされて実に明るい。というか明るすぎ!!!
私が宿泊した部屋は、14時を過ぎると西陽が直撃して尋常ではない眩しさと暑さです!!とても仕事にならないので、ホテルの方に許可を取ってデスクを移動しました。
ただ、これでも日差しがきついので、結局午後はカーテンを閉めて仕事する羽目に…
デスクを玄関側の部屋に移動すれば影響もなかったんでしょうが、電源が届かなかったので諦めました。今になって考えれば、ホテルに延長コード借りればよかったんですけどね。
西陽を避けるためにデスクの位置を移動。
「5泊6日プラン」がおすすめな理由。エンゼルグランディア越後中里の温泉事情
ワーケーションの必須アイテム、それは温泉です!
今回、私が「エンゼルグランディア越後中里」を選んだのは、露天風呂の写真に惹かれたからです。雪山を眺めながら入る露天風呂はさぞや快適だろうと大いに期待しておりました。
ちなみに、あの写真は新しいアネックス館の露天風呂です。そして実際に体験してみると、想像以上に素晴らしかったんです。
露天風呂では、陽が昇っている時間は雪山を、夕方は夕日を、夜は星空を、時間によっていろんな風景が楽しめます。また、サウナも広く快適です。しかも外気浴用の整い椅子としてサウナー御用達の「Coleman」が並んでいます。
ただし、残念ながらアネックス館の大浴場は、土日祝日にしか営業していませんでした。つまり、日曜日しかアネックス館の大浴場に入れなかったのです。
本館の大浴場も決して悪くはありません。サウナはもちろん「Coleman」の整い椅子も(1脚ですが)ちゃんとあります。ただ、アネックス館の大浴場が良過ぎるんです。ですから、「エンゼルグランディア越後中里」に関しては日曜日から泊まれる「5泊6日プラン(もしくは日曜入りプラン)」にすると確実に利用ができるのでおすすめです。
2023年4月22日〜現在、アネックス館も平日含め毎日営業に変更となっております。
※営業カレンダーはこちらで確認できます。また、本館のサウナは15時から営業しております。
エンゼルグランディア越後中里の食事事情
ワーケーションにおいて重要なのは、日々の食事です!!
「エンゼルグランディア越後中里」は豊富な種類のバイキングがあります。
またレストランも併設されているので、いろんな食事が楽しめます。さらに、Otell利用者はバイキングが宿泊期間中は何回でも10%オフになるチケットをもらうことができます。
Otell専用バイキング割引券がもらえます。
ただ私、一人でバイキングが苦手な人間であります。ついでに、ここ一年くらいダイエットをしている影響で胃が小さくなり量が食べられなくなりました。
ということで、私は残念ながら、「エンゼルグランディア越後中里」の食事については未体験でございます。こちら詳細を知りたい方は、ホテルのHPをご覧ください。
ちなみに、「エンゼルグランディア越後中里」には各階に製氷機があります。ということで、夕方以降にサウナで整った後は、だいたいこんな感じになります。
氷入れとコップは部屋に備え付けです。トリスと炭酸水は1Fのコンビニで購入しました。
越後中里・越後湯沢のおすすめ店
基本、食事は軽く済ませたのですが、何回かはお店でいただいております。
越後中里はほとんどお店がないので、1時間おきの無料シャトルバスで越後湯沢まで行くことになります。乗車時間は15分程度なので気軽に利用できます。
※シャトルバスの時刻表はこちらで確認できます。
CoCoLo湯沢
越後湯沢駅の駅ビル。お土産屋や飲食店が多数あります。また、新潟ならではの「ぽんしゅ館」もあります。基本、ここにあるお店なら地域クーポンもカードもSuicaなどの電子決済も使えます。
CoCoLo湯沢のお土産屋さん。
CoCoLo湯沢内「回転寿し 本陣DINING」の海鮮チラシ弁当¥1,000円(サラダはコンビニで購入)。
CoCoLo湯沢内「越後十日町 小嶋屋」のへぎそば野菜天ぷらセット¥1,500円。当初は越後湯沢駅付近にある有名店に行こうと思ってたんですが、残念ながら臨時の連休だったので、こちらのお店に。目的の店とは違いますが、十分に美味しかったです。
言わずと知れた「ぽんしゅ館」。最終日の新幹線乗るまでの間に利用しました。
たつのや商店
越後湯沢の駅から坂を下る方に5分ほど歩くと「立ち飲み」のノボリが見えます。こちら、飲み屋さんではなく酒屋さんです。1杯100円から珍しいお酒をいただけます。駄菓子も売っています。
立ち飲みの黄色いノボリが目印です。水曜日が定休日です。地域クーポンも使えました。
駅のぽんしゅ館でも見つからなかった珍しいお酒が揃っています。酒屋さんなので、お土産として購入することも可能です。
駄菓子も売っているので、アテには困りません。
これでだいたい900円。せんべろもびっくりの安さです。
鮮肴屋べにちょう






越後湯沢はシーズンオフでも見どころ満載

桜もそうですが、川の水が本当に綺麗です。
ホテルから徒歩で20分ほど歩くと魚野川に出ます。しばらく進むと川沿いに遊歩道があります。雪解け水が非常に綺麗です。また、アユやイワナなどの魚釣りも可能です。
魚野川沿いの遊歩道。雪解け水の影響もあり水量が多かったです。
魚釣りをする際は遊魚券の購入が必要です。
ホテルから10分ほど歩いた場所にあります。季節になればホタルの観察ができるそうです。
ホタルの季節は6月下旬から8月上旬にかけてだそうです。
シーズンオフの越後中里は人気も少なく非常に静かです。夜も、街灯などの灯りはほとんどありません。そのため、見事な星空が満喫できます。
月曜日にホテルの前で撮影しました。少々雲がありホテルの灯りもあったので、あまり綺麗に撮影できませんでした。ただ、肉眼ではもっとたくさんの星が見えます。もうちょっとホテルから離れていれば、より多くの星が見えたはずです。週の後半に撮影のリベンジをしたかったのですが、天候と黄砂の影響もあってあまりよく見えませんでした…
シーズンオフの越後湯沢を楽しむための注意点
シーズン中はスキー客で混み合う越後湯沢ですが、シーズンオフは人が少なく寂しさすら感じられます。ですが、人が少ないからこそ楽しめる点もあります。
ホテルの大浴場は、時間帯によってはほぼ貸切状態になります。また、お店に行っても、ほとんど並ばずに入れます。一方で、シーズンオフならでは不便さもあります。
シーズン中は営業日なのに、シーズンオフだと閉まっているお店も少なくありません。シーズン中なら行われているサービスも、シーズンオフだと中止していることもあります。
ですから、もし目的のお店やアクティビティがあるのなら、ネットで営業日や時間を調べるだけではなく、直接電話をして(できれば前の週のうちに)営業日時を確認&予約をする方が確実です。実際、私はネットで営業日だと思って訪問したところ、臨時休業で予定が崩れるケースが何度かありました。
また、お店もホテルも、シーズン中と比べると人手が極端に少なくなっています。そのため、細かい不都合や不愉快な思いをすることもあるかもしれません。飲食店の場合、人手が足りなくて料理の提供に時間がかかるケースもかなりあります。
ですが、そこはおおらかに、予定外のことや多少の不都合も受け流せるように、事前の心構えをしておくと、気持ちに余裕ができて快適に過ごせると思います。
(なお、越後湯沢はウインタースポーツのシーズンだけではなく、避暑地としての需要も高そうなので、いつがシーズンオフになるのかは、正直なところ判断できないです)
あ、それと1つ確認したいことがあるんですが、Otellさんのページだと「入湯税が、お一人様150円別途かかります」となってたんですが、チェックアウト時に「入湯税も含めて事前決済済みです」と言われたんですけど、どうなんでしょう? 他のホテルだと入湯税×泊数はチェックアウト時に別途支払いだったんで、ここもそうかと思ったんですが。
もし、ホテルさん側の言う通りなら、Otellさんの表示よりさらにお得ってことになるので、さらにお勧め度が高まりますね。
入湯税について
エンゼルグランディア越後中里では、入湯税150円は予め金額に含まれております。チェックアウトの際にご請求が発生することはございません。弊社Webサイトの情報も訂正させていただきました。

IT、Web、デザイン系のライター兼書籍編集者 。編集実績例「クリエイターのための権利の本」「HTML解体新書: 仕様から紐解く本格入門」(共にボーンデジタル)「鬼フィードバック デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ」(MdN)他。ライティングはマスメデイア系より企業のオウンドメディアが主。日本酒好きなれどダイエット中なので節酒中。ちょっとだけ競馬を嗜んでいます。